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Video #20221106

【インタビュー】Freedom Iran Japan 広報エサニさん

11月6日に国会議事堂前で実施されたFreedom Iran Japan主催の抗議デモ。在日イラン人が中心となって活動しているグループです。当団体のメディア担当であるエサニ・マジアルさんに話を伺いました。

9月にイランの首都テヘランにおいて、クルド系イラン人女性のマフサ・アミニさんが、ヒジャブ(ムスリム女性が頭髪を隠すために着用する布)の被り方が不適切だったとして逮捕、拘束された後に急死した事件が発生。それを発端としてイラン国内だけでなく世界中で反イラン政権デモが拡大し今も続いています。

世界的な抗議デモのうねりの根源にあるは、1979年のイスラム革命によりイランに発足したイスラム政権の43年間に渡り現在も続く圧政。今も毎日毎日、イラン国内では治安部隊に若者が殺されたり、逮捕されたり、行方不明になっています。そういった独裁体制に対する国民の怒りがアミニさんの事件で爆発したと言います。

祖国がそういった状況にある中、エサニさん自身複雑な心境を抱えていました。

1991年に日本に来て、人生の半分以上を日本で過ごしているのですごく複雑な気持ちです。頭は日本と一緒ですが、心はイランと一緒です。
毎日毎日、祖国で若者が殺されていても遠く離れた日本からでは何もできません。だから私たちは彼らの声となって世界に発信する役割を担っています。

また、デモ参加者の中にウクライナ国旗を掲げている方も多く、ウクライナ人もいました。そのことについてもお聞きしました。

私たちイラン人はイラン・イスラム政府とは違います。現在イラン政府がロシアに自爆ドローンやミサイルを支援していますが、それはやってはいけない。私たちはそれを断じて許さない。そういった思いでウクライナ人の方々にも声をかけさせて頂き、彼らと同じ敵であるロシア政府やイラン政府を相手に抗議しようと思っています。

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